kiss・kiss・kiss
ふらッ
『ッ!あぶっねぇー玲菜大丈夫か!!?』
いきなりフラついたあたしを陵が支えた。
「あっうん!!大丈夫!ただのめまいだから。」
『そうか、本当に大丈夫だな?』
陵は心配そうにあたしの顔を覗き込む。その目があまりにも心配そうだったから、あたしは、悪い気がしてきた。
「うん。心配しないで」
そして、早慶大が見えてきた
人一倍デカい建物。
おお〜とつい見上げて、見渡してしまうほどだ
『ぢゃぁ、いってくるよ。』
「行ってらっしゃい。」
陵が背中をあたしに向けて、歩きだした。
安心してあたしも歩き出した。
その瞬間!
ふらッ
んっ!だめ!倒れちゃ、だめ。やばい
陵…。
そして、あたしの視界は真っ暗になった
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