kiss・kiss・kiss


『貧血ですね』


俺は、医師の診断にホッと胸をなで下ろした。

良かった…ー。

今はただその思いでいっぱいだった…。貧血か、相当無理したをだろうな。


『睡眠もあんまりとってなかったみたいですね。お心辺りはありますか??』


『いえ、あっ、たぶんマフラー編んでたんだと思います。』


医師は、俺を見て、ふっと笑みを零して、頷いた。


『なるほど、そのマフラーですかな』


『はい、そうだと思います。』


『いいですね。でわ、もういいですよ、気がついたら今日には、帰れますから』


『はい、ありがとうございました』』


俺は部屋をでると玲菜の病室へと向かった。



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