kiss・kiss・kiss


「玲菜ちゃん…玲菜ちゃん」


ん…??誰ー…?

少しずつ視界が確かになっていく。真っ黒の世界から白い、そして、確かな人の存在が見えてきた


おばさま??


「玲菜ちゃん…!」


おばさまが泣きそうな顔している。


「おばさま、ここは??」


「ここは病院よ、玲菜ちゃん気がついてよかったあ〜お兄ちゃんが運んでくれたのよ!!」


え??陵が??


「おばさま、陵は?!!大学受験間に合いましたよね!!!?」


するとおばさまが嬉しそうな顔をした。


なんだ、陵間に合ったんだ…


心でそう思っていた。

でも…


「お兄ちゃん受けてないわよ。」



えっ…??
ウケテナイ…


.
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