Kiss or Kiss
真実
「拓也、おかえりなさい」
笑顔で出迎えてくれる綾香
「…綾香、隼人からこれ」
俺は荷物を差し出す
「…本当に終わりなんだね」
「…もう1回、会いにいこ?」
綾香は首を横に振った
「…隼人は何か隠してる」
「でも…それでも私は隼人にフラれたの」
綾香は荷物の中身を取り出した
「…あッ…」
綾香の手には1枚の手紙
「…読まねぇの?」
「…うん」
綾香はその手紙をテーブルの上に置いてキッチンに向かった