Kiss or Kiss
同棲生活
「綾香の荷物ってこんだけなん?」
「1人暮らしだったしね」
「ちゃっちゃと片付けよか~」
私の荷物を片付け始めた隼人
そしてある程度、片付け終わると
「綾香、こっちおいで~」
「…まだ残ってるじゃん」
「あとでやったらええやん」
そう言って私を抱きしめる
「隼人って甘えん坊だね?(笑)」
「綾香の前だけな?(笑)」
「隼人はどうしてホストしてるの?」
「人に愛を提供するため?(笑)」
「…バカ?(笑)」
「綾香は?」
「…私は…」
こんなこと話してもいいのかな?
「…どうしたん?」
「隼人に話してもいいのかなって…」
「俺は何でも受けとめたるで?」
「…私ね、元彼がホストだったの」
「うん」
「それでね、彼のためにお金が必要でね?」
「そいつは今もホストなん?」
「…今はわからない、彼には彼女がいたみたいだし」
「…騙されてたん?」
「彼に言われて夜の仕事してたんだけど…意味なかったみたい(笑)」
「つらかったな…」
隼人は私を強く抱きしめた
「隼人?」
「綾香は俺が幸せにしたる」