Kiss or Kiss
「綾香さ~ん」
バイト先には龍くんが来ていた
「着替えてくるね?」
「待ってます」
それから私のバイト中もずっと龍くんはその場にいた
「…龍くん?何かあった?」
「ううん、今日は休みだから暇してるだけです(笑)」
そのときBARの扉が開いた
「龍!!てめぇ自分だけ…」
「…隼…人…」
「…綾香」
時間が止まったような気がした
「綾香、ここでバイトしてんの?」
「拓也の紹介で…」
「店の近くだもんな」
「…それってわざと?」
「…なにが?」
「…私の目、みないから」
隼人は私の目の前まできて
「…お前の目をみてると…気持ち抑えられなくなる」
「…隼人?」
「お前が好きだ」
そう言って隼人は帰っていった
私の涙は止まらなかった…