Kiss or Kiss



「私の負けか~(笑)」




拓也の隣りには理奈がいた




「店にきてあげたのに、感動のシーンなんて見たくないわよ(笑)」
「…理奈、ごめん…」
「どうして謝るの?隼人は幸せになるんでしょ?私はこの馬鹿と飲みに行ってくるわ(笑)」




そう言って、理奈は拓也の肩をポンっと叩いた




「失恋パーティーか?」
「そうよ(笑)」
「それなら理奈様に奢っていただきましょうか(笑)」




2人は俺と綾香に手を振り、出て行ってしまった




「優しいね?あの2人」
「あぁ、最高の友達だ」
「ねぇ、隼人?その言葉遣いヤダ」
「…言葉遣い?」
「関西弁の隼人の方が好き」




俺は綾香を強く抱きしめて




「綾香、愛してる」
「うん」
「ずっと、俺と一緒におってな?」
「おるよ(笑)」
「アホ(笑)」


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