女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
…………!
俺はまた一歩をだした
走るんじゃなくてゆっくりと歩いた
立川が峰岸に
抱きしめられてるとこまで
もう関係ない……
今ゎ関係ない
峰岸が立川に告ったって付き合ってたって関係ない
ただ…言いたかった
ちゃんと謝って
ふざけてしたんじゃないからって
『ごめん…私…』
峰岸に抱きしめられてる立川が峰岸を自分から離して言った
それと同時にまた止まる俺の足
いくじなし……かよ
『晴香ちゃ……神崎』
峰岸が俺に気づいたように俺をチラッてみた
それに反応したように後ろを振り返って俺を見る立川
目があった……
それだけでまたドキドキしだす
『わりぃな峰岸。ちょっと立川借りる』
冷静に峰岸の目を見て言う
こんなに冷静なのがなんか自分でも意外だった
でも心ん中では峰岸に対しての怒りだらけ
『は?今俺と…っておい!』
峰岸の言葉なんて無視して立川を引っ張りその場を離れる
『立川…ちょっといい?』
俺は立川をただ見て言う
立川も目を離さないでいてくれた
『…ぅん』
そう呟いた立川の手をまだギュッとにぎりしめ連れて屋上に行く