女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
午後の授業も浩平によると俺は、ぼーっとしてて聞いてなかった、らしぃ…
そんなわけだから、あとで先生に呼び出されて
さんざん怒られたし……
『壱!説教お疲れー』
説教が終わり不機嫌な俺は少し乱暴に階段をおりてた
階段をおり終わった後、靴箱の前で浩平が手を降ってそう言った
『…浩平のせいだ』
『へー?』
『浩平のせいだぁ』
浩平がニヤニヤ笑いながら俺に言ったから不機嫌な俺は少しイラっとし
靴を履き替えて
外に飛び出した
はぁ?おい壱~!
と後ろで叫びながら慌ておってくる浩平
へっまだまだ走りは勝つんだからな!
ドーン!!
そう思ったが早いか俺の背中にかかる衝撃
ズサササ
前のめりに地面に倒れこむ俺
だせぇ
けど、いてぇなぁ~…
上を見上げるとその前には
『壱ちゃーん』
と浩平がしゃがみ込んでる
『なぁにすんだょ』
背中をさすりながら立ち上がる俺
って………俺
足でも負けた……??
まじかょ
俺、浩平に勝つことなくない?
そのまま反撃せず歩きだす
いつもなら反撃する俺だから
おかしく思ったのか浩平ゎ
立ち上がって顔を覗きこんでくる
『あり?壱ー?』
負けた………
『壱ちゃーん?』
なんで
『壱ちゃーん…怒ってる?』
ぴたっ
っと止まる俺に
少しあせりぎみの声で
『怒って…らっしゃるのかなぁ?』
そう聞いてくる
『浩平!』
浩平を見ずに言う俺
『はい…?』
『俺の良いとこは?』