女っポイ俺の恋っポイ!【長編】


『壱ドンマイ~』


浩平が俺の肩をポンとおす

今は帰り道…
さっきまで飯田追っかけてた

でも逃げられた…

いや林に

『廊下走るなぁ!!』


って怒られたから諦めただけ。
俺が飯田なんかに走り負ける訳がないじゃん

てか、もとはといえば林がカケしたからこうなったんだろ!
って思った

でも言えねーよな本人には

殺される絶対に
げんこつ飛んでくる
林のことだし、


『なんで浩平は中距離なんだよ』


横に並んで歩いてる浩平を横目で少し睨む


『長距離なんて走りたくねぇもん』



『俺なんて二個もでてんだよ?浩平ずりぃ』


前に立ち浩平を見上げる


『ずるくないもーん』

そう言って俺の横を通り過ぎて走って家に入っていった


はぁ~…

そういえば立川はなんにでるんだろ…自分のこと考えてて見てねぇわ…


俺はしぶしぶ家に入って自分の部屋に行く


ボスンっー…

そのまま
ベッドに倒れこむ

体育大会だりぃー…

休みてぇよ


コンコンー…


窓から叩く音がする

浩平か…


ガチャ
窓の鍵に手をかけて窓をあける


『なんだよ』


『おじゃましまぁす』


浩平はおかまいなしに部屋に入り込みベッドに寝転ぶ


『で?なに』






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