女っポイ俺の恋っポイ!【長編】



家に入る一瞬…
浩平の部屋をチラッと見る
電気はついていない
寝てるのかもしれない


『ただいまぁー…』


俺はため息をつきながら靴を脱ぐ

脱いでる俺にパタパタと急ぎ足で近寄ってくる母さん


『壱!?お帰りなさい。浩ちゃんが…!』


早口でそう言った母さんの言葉に靴を脱いでた手がピタって止まる


『ぇ…?』


俺は靴ひもを持ってた手を離す


『浩ちゃんが警察署にいるって…!浩ちゃんのお母さんから連絡来て』


俺は脱ぎかけた靴をもう一回はいて持ってたカバンを放りなげた


『いってくる』


俺はドアノブに手をかけてドアを開けようとする、でも


『待って!私も行く』


そう言いながら茉莉が上を羽織りながら玄関に来る


『茉莉どぉした?』


俺は急ぐ足を動かしながら茉莉を待った


『いいでしょ!んなこと!それより早く』


せかすように俺の背中を押す
俺はドアを開けタクシーに乗り警察署に向かった

ったく大事な時期になにしてんだょあいつは

俺はなかなか進まないタクシーにイライラしながらも
浩平のキレたときに言った言葉を思いだしながら色々考えていた






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