女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
最初の頃なんてしゃべりかけるのも無理で?
顔見るだけでも背けたくなるし
ましてや…花火の時のキスも自分の気持ち伝えれる
チャンスだったのかもしれない…その機会をさ、自分の本能っつうので逃してるし…
ほんと……女々しいってか情けないよな…男としてどうよ……
『神崎君は…告白する?その……好きな…子に』
少し俯いて考えてた俺に横からそう声をかける立川
『は…?。えー…わかんねえ…』
立川って考えてること聞いてくるからビックリする…
『そっか…うん』
今ここで好きって言ったら…どうなるんだろぅ
振られるのは目に見えてるけど…言ったら…ほんと…楽になんのかな…
みんなそう言うけど
ほんとにそうなんのかな
って…言える勇気なんて全くっていいほどねぇんだけど…な
………………
………
『おら!寝るな壱』
頭を叩かれる俺
今?今は俺の家…
帰ってきて速攻勉強
相変わらず浩平は俺に教えてるけど
まえと変わったのは浩平も自分の勉強を一緒にしてるっつうこと
夜中勉強することがなくなったこと
最初からそうすれば良かったのに
って思うよな…