女っポイ俺の恋っポイ!【長編】



『ごめん…今きつかった…よな』


やっちゃったょ


『え?ううん!大丈夫だよ』


ニコっ―

て笑う立川の笑顔にまたドキってした…

あぁ―…この笑顔が好きな奴に向けられるって思ったら……

あぁ――
胸くそわりぃ!!


『壱!壱!顔怖いし、』

手を顔の前でふり
苦笑いで俺に言う高橋


『あぁ…おぉ.』


『なんかあったの?』


立川が横のイスを引きずってちょこんと座る

なんかあったの?

って…お前のことだしなぁ…
なんて言えませんけど


『あぁー…うん…まぁ…うん』


『…?どうしたの?』


『えぇーと…』


俺がしどろもどろになって焦ったときに


『こいつ好きな奴に振られるかもしんねぇんだって!ださくね?』


高橋がこう言った





はぁーーー!?


『おおお前…なに言って!』


慌てて止めようにも時すでに遅しってやつで……。



『え……?』


立川が高橋の方を向いてつぶやく


『だせぇよなぁ』


浩平が俺の頭をポンと叩く
頭にある手を払って


『お前なぁ…!』


そう言い立ち上がった


『ださく…ないよ…?』


立川が少し俯きながらそう言う







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