女っポイ俺の恋っポイ!【長編】









ぬぉーーー……!



無理…無理無理無理



告白なんてできるか…



ん…?
昨日の勇気どこって?

んなの無くなった…
無くなるに決まってんじゃんか
だってさ……



泣いてんだもん…


なんでかなんて
知んないけど…桜田
に聞いたら


好きな奴のこと


だってさ……


無理じゃん…

好きなやつのせいで泣いてんだよ

なに泣かせてんだょ
立川の好きなやつ!!

俺がここで告ったところで
立川困らせるだけじゃん


『……どうすんのさ』


浩平が俺の肩に手を置いていう


『…無理っしょ』


『泣いてるしねぇ』


『なに泣かせてんだょ立川の好きなやつ』


『…ぷっ…』


ぷっ!?

横にいる浩平をチラッと見ると口に手を当てて笑ってる

は?


『なんだょ…』


『いや…ごめん』


笑いをこらえてんのか分かんねぇけど
肩を震わせながら高橋の元へ行く


なんなんだょ…



俺は少し悩んでから立川の方へ行く


『…おぉ…壱』


高橋が俺を見て言う


俺はチラッと立川を見て戸惑う…
こういうとき
なに言えばいいんだょ


『た…立川?』


立川わ少し肩をびくつかせる


『……ん…』


『どー…した?』


『…………なにも…ないょ…』





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