女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
この顔すげー…好き
俺はチビだし…女々しいかもだし
男っぽくないかもしれないけど
自分の惚れた女ぐらい
守りたいとは思う
当たり前だろ?
まだまだこれからだけど…な
周りから
女同士
なんて言われないように…頑張るし
だから、気長に待ってくれるか?
『帰るか…』
『…うん』
立川は少し俯き気味に答える
少し顔赤くさせて少し笑って…
ほんとに彼女なったんか…?
って思うぐらい
今こんがらがってる
家まで送って
バイバイって言ったら
立川は思いっきし笑顔でバイバイ
って言った
それだけでなんか
ギュ―…
って胸が掴まれる感じがする
はぁ―…
俺大丈夫かな
幸せすぎて逆に怖くなる
ガチャ
『ただいま――……』
『おっ……めでと―』
なんだ!?
俯き加減で入った俺は声にびっくりする
前を見ると
浩平が玄関でニマニマしてる
その後ろで高橋と桜田
なんでいるんだょ…
『どうだったんだょ』
『…おめでとうって.わかってたんだろ』
『まぁまぁ…で?』
俺は靴を脱ぎ捨て部屋に行く
『でってなんだよ』
『チューしたんか?』
『は!?』