女っポイ俺の恋っポイ!【長編】


立川と付き合い始めて
一週間…とちょい…


もぉすぐで12月


最初はほんと緊張して学校来るまで
目も合わせらんなかった…

ぐらいだからもちろん手なんて繋いでねぇし

キスなんてぜんぜん…

いや…したことあるんだけど…?
付き合う前にさ?


でもさ…なんか付き合い始めてからの方が

緊張して…照れるし

んー……まずは…手



かな…



「…くん…神崎くん?」


『ぅわぃ!?』


『あはは.なにその返事』


『あ…立川か』


今…
今は待ち合わせ場所…
学校まで一緒に登校することにしたんだよな
勇気振り絞ったっての

考えごとしてたら周り見えなくなるんだよな


ぅわー…俺さっき決めたこと実行できんのかな


「行こか…」


俺は立川に言う
立川は笑顔で
うん
と言って横を歩き始める


はぁー…
慣れねぇ…

慣れねぇ慣れねぇ

付き合う前は慣れたと思ってた笑顔…
でもさ付き合ってから…
前よりもっと可愛く笑うもんだから
俺の心臓持たない



てか…手が尋常じゃないぐれぇ汗ばんでる


ゴシゴシ

手の汗をとるために
必死にズボンで拭き取る




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