女っポイ俺の恋っポイ!【長編】


『おはよぉ立川さんと壱』


後ろから肩に手をおかれ振り返ると浩平の姿があった

相変わらずマフラーで顔を半分隠して寒そうに片手をズボンのポケットに突っ込んでる


『おぅ.はよ』


『おはよぉ秋川君』


俺の右横から顔をだして俺の左にいる浩平に挨拶する

浩平わ俺の手元をみてニヤって笑うと俺の頭をワシャワシャする


『壱君も男になったもんだ』


と半ばいやみったらしく言う


『るせっ俺ゎずっと男だ』


『あぁ男っぽくだったなぁ』


ケラケラ笑いながら目を細める浩平
まぁいつものこと

それみてクスクス笑う立川
まぁこれもいつものことだ

でも、こんなささいなことが
時たますごく幸せに感じるんだ


そんなやりとりを続けながら教室に入る俺ら



『…あれ?』


先に入った浩平が俺らの前に立ち止まって言う


『どした?』


俺わ浩平をさけるように教室に入る


『あ?』


俺と浩平が思ったことわ一緒だと思う

おかしぃ―…


おかしかったのゎ
いつもなら教室に入った俺を冗談まじりでからかってくる高橋と桜田が
今日ゎからかいに来ないし

それに

まるで存在がないように一緒にもいないから…






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