女っポイ俺の恋っポイ!【長編】



『立川?』


うつむいてる立川を今度わ俺が覗き込む

目があった瞬間立川わ少しビクッてして顔を逸らそうとする

俺わ覗き込んでた顔を戻すと握ってた手をグイっと引き寄せる

引っ張られた立川わバランスが崩れて少しよろける


ギュゥ―…

っとよろけた立川を抱きしめた俺わ…きっと…いや絶対顔真っ赤


『か…神崎…くん…?』


『ん…?』


俺の腕の中で抱きしめられてる立川わ
つまりながら俺の名前を呼ぶ

ん?

と返した俺に立川わ“えっ…と…あの…”とテンパって言う
その姿にクスっと笑いながら俺わギュッてまた抱きしめた
離したくない。なんて思ってる。


『立川?不安なんのわ分かる…俺も不安…だけど大丈夫だょ乗り越える…立川わ自信ない?』


そう聞くと立川わフルフルと首を横に降る
それが可愛いすぎて不安なんか吹っ飛ぶぐらいに大好きだ…って思った


腕を離した俺わまた立川の手を握って家まで送った
立川わドアの前で“またね…あと…ありがと”

そう笑って言って家に入っていった

帰り道…俺がにやけてたのわ言うまでもなく
通り過ぎた人にわチラチラ見られていた
ま、関係ないけどな




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