女っポイ俺の恋っポイ!【長編】



『…………に…よ』


『ぁ?』


ガタッー…!


桜田が立ち上がったのかイスが倒れる音がする
顔を見合わせた俺らは入ろおかとも思ったけど辞めた
俺らは後押しするだけで後はお互いでどうにかするしかないから



『健太は…それが聞きたいだけなのね…』


『は…?』


『あのことはなにも聞かないんだ!?…そうだよね…もうあのこの元に…戻ったんだ?』


だんだん大きくなる声と話しの内容にハラハラしてる俺らは二年のやつが来てることに
全然気づいてなかったんだ


『……んだょ…それ…俺のこと最初から…信用してなかったんだな!…そんなに俺が向こうに行くのが……望みなら行ってやるよ!!もう限界…まじムカつく…』


そういい横にあった机を蹴ったのか
すごい音が教室…廊下まで響いた


『っ…!…ムカつくってなによ…私はただっー…』


桜田が言おうとした言葉を遮るように高橋が一言言う




『別れよか』


ガラッー…!

その言葉を聞いた瞬間浩平が教室のドアを乱暴に開けて中に入る

入るときに見えた浩平の横顔

怒ってるのかすごいけわしい顔をしてたと思う…一瞬だったからはっきりはわかんねえけど…。








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