女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
高橋の本心を聞いたんだ。
それを聞いた立川は泣いてた。
俺は泣いてる立川の手を握りしめて高橋に
『高橋、頑張れ。俺らもできることはするからさ』
そう言った。
“ありがとな”と呟いた高橋は少し笑った気がした
高橋が帰ったあと、杉本をどうするか俺らは話しあった
実際俺らがどうにかできるもんじゃないのかもしれない
でも、俺らに少しでも高橋を支えることができるならする価値はあると思うんだ
久しぶりに笑った表情をした高橋、いや…偽りの笑顔かもしれなかったけど、昔の高橋らしい笑顔が見たいし?笑
高橋が俺を支えてくれたときみたいに…さ。
それにもう一つ
明日は終業式なんだ
でも、終業式の後も学校には行かなくちゃいけない
林が特別授業をやるらしい
俺は強制参加、なんでって受験やばいから。
自由参加がほとんどなんだけど立川も浩平も高橋も、そして桜田も参加する
立川は学校のが集中できるから、浩平は俺の見張り、高橋はまぁ俺らの強制で…
桜田は立川が誘ってくれたから。
こういうときだけは
嫌いな林に感謝したくなるよな。