女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
って言っても午前中の4日間の授業。
本当は月曜日から金曜日の5日間だったんだけど林の用事で火曜日が抜ける
そのあいだにどうにかしないとな。
『きりーつきおつけ…礼!』
『“さよぉなら~”』
めんどくさい終業式が終わりみんながゾロゾロと帰りだす
相変わらずまた来てる杉本
桜田も着いていく
たまに疑ってしまう…本当に付き合ってないんだよな…って
確信があるわけじゃないからたまに…こう思うんだ
こんなこと考えるなんて最悪だよな俺
『………』
いつもなら即刻教室をでる高橋が今日は杉本の立ってるドアのほうを見つめてる
高橋?
と顔を見ると真剣な表情で二人を見てた
俺は浩平と顔を見合わせた
浩平もどうしたのかわからない感じで俺を見て
また高橋を見る
出て行こうとする二人を見た後ゆっくりと高橋は机にある鞄を持ち歩いてく
俺らは慌てて鞄をもち、歩いてく高橋の後についていく
高橋…お前今なに考えてるんだ?
お前の中で何かが決心したんだろ?
今までの迷ってる不安な表情じゃなかったから
きっとそうなんだろ?