女っポイ俺の恋っポイ!【長編】



『高橋、杉本来た』


浩平がそう高橋に言う
高橋は“おう”と答えて桜田に


『明日、10時ぐらいに俺ら綾乃ん家迎えにいく。』


そう言った

桜田はうんと答えると鞄に教科書を直す


教室に近づいてきた杉本は俺らをチラッとみて中にいる桜田を呼ぶ


桜田はチラッと杉本を見ると高橋の方を見る


『健太…』


と桜田は呟いた気がした

聞こえないような声で言ったと思う


『綾乃…俺と一緒に帰ってよ』


そう高橋は桜田の手をギュッと握って言う

それを聞いた杉本は教室の中に入ってくる

教室に入った杉本は高橋の肩をつかんだ


『高橋先輩、俺が先ですから』


そう高橋を睨んで言う杉本

高橋はつかまれた肩をはたき杉本を無視するように桜田の手をまた握りしめた


『離せよ!』


杉本は高橋が握りしめてる桜田の手をふりほどかそうと桜田を引っ張る


杉本の後ろにいる桜田は困った顔で高橋を見る

高橋は杉本の前に立ち杉本をみる


『綾乃は俺んだ。でもまぁ…今日はお前が先だったから今日は引く。』


そういい鞄を持つ

杉本の横を過ぎて桜田の頭にポンと手をおき

『じゃあな』

そう言った
桜田は帰ってく高橋に


『バイバイ』

と言う。俺らも桜田にじゃあと言い高橋をおった。





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