女っポイ俺の恋っポイ!【長編】




『早くしろよなぁ壱』


浩平が着替えてる俺を早くとせかす


『待てって……よし、おっけ』


俺は財布をポケットにいれ部屋をでる


ダッシュで家をでて近くの公園に行く
そこにはもう高橋も立川も来てた


『ごめんごめん、壱が遅くてさ』


『おぉ?おぉ…行くか…』


聞いてたのか聞いてなかったのか曖昧な返事をする高橋に浩平はちょっかいをかける


『たっかはしぃ…緊張してんのか?』


とニヤニヤしながら言う浩平を横目に少し焦りながらも“大丈夫だし”そう答える


高橋…初めてなわけじゃないのに、緊張するもんなんだな

そりゃぁ…別れたのか別れてないのか曖昧だけど、高橋は桜田を彼女にするって思ってるしな

テンパるよな


俺らは桜田の家に向かう

先頭にまだからかってる浩平とテンパってる高橋。

少し後ろから着いていく俺と立川

立川は前のやりとりを見ながらクスクス笑う


可愛い…なんて、思ってもいいよな。仕方ないじゃん。事実だし


『あぁ…どうしよ…どうやったら…』


とぶつぶつ呟いてる高橋を横でまたケラケラと笑ってる

やめたれ浩平

なんて思うけど
止めないのは分かってるからあえて言わない




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