女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
んと…あいつわまじでうざいときある…てか、絡みがうざいんだな、うん
先に行ってる高橋と浩平は途中でピタリと止まった。
俺と立川は顔を見合わせる
『綾乃の家の前だよ、あそこ』
そう立川は言って前を向く
俺と立川は駆け足で止まってる二人の元にいく
『…あや…の…?』
ボソッと呟くように言う高橋は一直線に前を向いていた
俺は高橋が見てる方向に目線を向けた
『ぁ…』
思わず声がもれる
『あいつ…!』
浩平がそう呟く。
『なんで、
綾乃があいつと…
キスしてんの?』
ゆっくりと高橋が目線を外さずに言う
俺らの目線の先には桜田の家の前で杉本と桜田がキスしてる光景があった。
誰かが出ていくわけでもなくただまっすぐ見ていた
杉本を力いっぱい突き飛ばし、頬を叩いた
叩かれた杉本は桜田の腕を握って抱きしめようとしてるもがいてる桜田わチラッとこっちを見る
びっくりしたのか一瞬だけ動きが止まった
桜田わ思いっきり腕を振り払い俺らのいる反対の方に走っていった
高橋はそれを見て桜田を追いかける
杉本もこっちに気づくと桜田を追いかける
俺らは少し遅れて追いかけた