女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
その後杉本わその光景を見てあきらめたのか、二人の元に行き桜田と高橋に謝った。
高橋は“お前は綾乃のこと好きだったんだろ?俺だって好きなんだ、責めれねぇよ”
そう笑って言った。
桜田も“好きでいてくれてありがとう。”そう笑って言った
杉本わもう一度謝ると空き地をでていった
杉本わ俺や浩平や高橋みたいに一人の子を好きになって振り向かそうと必死だっただけなんだよな。
ただ少し不器用で焦ってしまっただけ。
初めから杉本を否定することなんてできなかったんだよな
必死で好きになってもらおうと頑張って…
そう杉本の立場になって気持ちを考えてみると少し胸が苦しくなった
『あのときな、俺…綾乃のこと一瞬むかついた。なんでわかんねえんだよって、本心では嘘ついたのは悪いだろって分かってんのに…素直になれなくてさ』
『うん…私も健太のことむかついたんだ。なんでよって…でも本心では分かってた。違うんだってこと…でも素直になれなくて反対のことばっかり…』
お互いが本心を素直に言い合って喧嘩のことを話してた
話し終えたあと俺と浩平は高橋に体当たりして
『バカにかっこいいぞお前』
そう言った。
高橋は“バカわよけいだろ”そう笑った