女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
『らいじょうぶろうすぐ来るってぶぁ』
ご飯を口に詰め込みながらそう言う
ドタドタドタ―…
と階段を勢いよくおりてくる浩平
ほら来た
『壱ー!早く行くぞー』
食べてる最中の俺に体当たりする浩平
そのおかげで食べてたものが喉につまる。
前にあるコップに手をのばし勢いよく水を飲んで
『っぷはぁ…浩平ー!!』
そう言う
こいつは俺になんか恨みがあんのかって思うくらい
毎日のようにいたずらをしてくる
『あ!夏美さんおはよう』
俺の言葉なんて無視して母親に挨拶する浩平
『んーあ…こーちゃん来てたんだ』
『茉莉ちゃんおはよう』
母親に挨拶してた浩平がクルッと後ろを振り返って笑顔になる
セーラー服のリボンを直しながらリビングに来る俺の妹
茉莉 中二
っても4月生まれだから14才
俺達は3日早く浩平が15才
5月生まれ、なんで一緒の月なんだよとつくづく思う
『うん…おはよう…』
そう言いながら少しうつむく茉莉
俺が見る限り茉莉は浩平が好きなんだとおもう
母親は鈍感っつうか天然だから気づかない
これは兄のカンっつうもんだ
『あれ?茉莉ちゃんこんな遅くて大丈夫なの?遅刻するくない?』