女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
涙が流れないように必死に目をつぶったけど涙は目からコンクリートに落ちる
こんな気持ちになるほど俺は深く考えて
こんな気持ちになるほど俺は晴が好きで
泣くほど晴が好きで
俺は晴が俺の気持ちと一緒のことを考えていたら俺はショックで立ち直れないかもしれない
“別れたほうが”
と晴が思っていたら俺はどうなるんだろう
『言っても大丈夫だよ…私ちゃんと受け止めるよ?』
晴がそういうなら言おうなんて思ってない
俺だったら言ってほしいから
俺だったら気持ちをしりたいと思うから
だから言うんだ
『不安に…させて…しまうかもしんないけど…聞いてほしい…』
うん
と少しさっきよりトーンの高い声で言う
『晴はほんとに俺で良かった?とか、晴は…俺に気を使ってない…とか、……』
うん、うん、
何度も何度もそう頷くように聞いてくれる
泣きそうになるのを我慢してくれてんだよな?
次に言う言葉がどれほど晴を悩ませるのか不安にさせるのか分からないけど
ちゃんと聞いてほしい
『……別れ…たほうがいいと思った』