女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
それと初めて分かったことっつうか知ったこと
晴も私でいいのかな
そう思ってたってこと
自分が不安ばかりかけちゃってるかもしれない
そう思ってたこと
でも一つ俺とは違うことは
ちゃんと自分を変えてこうと強く前向きに答えをだしたこと
それは俺と晴の違い
『おはよ、二人とも仲良いってか前よりいい感じになったんじゃない?』
桜田が教室に入った俺らに近づいてきて言う
高橋も浩平も先に教室に来ていて高橋の席から手を降っている
その二人に軽く手を挙げて席に行く
『お前ら最近なんかあったか?』
少しにやけて言ってくる高橋に“おぅ”と笑って答えた
それに食いついてきたのは桜田で何があったの?と普段より高いトーンで聞いてくる
ま…言わねーけど
『綾乃ストップストップ、そう問い詰めてやんなょ悪いことじゃなしそうだし』
高橋に止められた桜田は少し面白くなさそうな顔で
『…まぁ、手を繋いで教室入ってくるぐらいだし?良いことそうだけどさ』
教室に入ってきて桜田が言ってた理由はこの事
前じゃみんなの視線を浴びすぎて恥ずかしくなって学校の近くになると離してた手