女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
先を歩いてる四人が振り返って俺を見る
まだ桜が少し残ってる並木道、チラチラと落ちてる花びらの中を俺は駆け足でいく
『壱斗、花びらついてるよ』
晴がクスっと笑いながら髪の毛についた花びらをとる
髪の毛に触れたその手をギュッと握る
晴は少し照れ笑いしてギュッと握り返してくれた
なぁ晴…?
晴との幸せが
もっと続くといいよな
そう思うだろ?
俺…今ちょお
幸せっぽくない?
や、幸せだろ?
『おい~二人早くこい!』
俺はもう一度晴の手を強く握りしめて笑う
『待てっての!』
―end―