女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
ご飯を食べおえて
家をでる
いつもどおりジャンケンをして
いつもどおり
俺が荷物を持つ…ハァ…
『壱さぁ最近立川さんのこと避けてない?』
いきなりの浩平の言葉
ドキッ
ドキッ?
『なんで…?』
『なんでって思いっきり避けてるのまるわかりだし』
やっぱ俺避けてんだよなぁ…
『…わかんねえ』
『わかんねえ?』
『体が勝手に反応する』
体が……うん
あの一件で気まずいからなんだと思うけど
なんか違うような気もする…
まぁひっくるめて
わけわかんない
んだよなぁ
『ふーん…♪』
俺の言葉に少し声のトーンがあがる
『…なんで楽しそうなんだよ』
『そう?』
『そう!』
浩平はニタッて笑って
走りだした
『は?おぃ』
『自分で考えろー』
くるっと後ろを向いて叫ぶ浩平
自分で考えろったって
わかんねえもんは
わかんねえんだからさ
無理なこと言うんじゃねえっての
とにかく考えるより
浩平を追う!!
のが先だ!