女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
『な…なぁに言ってんだよ浩平~俺が恋って…!』
俺は苦笑いしながら浩平の背中をバンバンと叩きながら言う
『って…恋してるんだよ壱は』
『してねぇよ!』
少しムキになって言い返した
『……まぁじきにわかるんじゃなぃ?自覚するよ自覚』
呆れたように言う浩平
じきっていつだよ……
さんざん悩んできたんだよ…
てか恋なわけねぇじゃん…モヤモヤしてるのが恋とかありえねぇっての
『ぅおっ!ヤバい学校遅刻する!急げ壱』
『お!ぉお』
急いでかばんを持って学校に行く
遅刻しそうなときはじゃんけん無し!
ガラガラ
勢いよく教室に入りなんとかギリギリセーフ
『っはぁはぁ』
『ぉ!壱と浩平はよ』
高橋が席に座り手を挙げる
『おぅ…はよ』
『高橋!はぁ…っ』
ヤバい走り過ぎて息が………!
『なんだよ壱』
『お前っは…分かってたのかよ…浩平と考え一緒か?』
『考え?ってあのモヤモヤの?』
俺は鞄を机に置いて
イスに座り後ろを向く
『おぅ』
『まぁ~一緒だな』
ニカッて笑って言う高橋
やっぱり……
一緒か、
俺は…………
俺は立川に
恋してんの…?