女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
『まぁはっきり好きなのかもわかんねーんだったらしかたないだろ』
後ろからポンっと頭に手をおく浩平はニカッて笑った
『まぁそうだよな
俺もそうだったし』
高橋がはにかみながら言う
『そうだったのか?』
俺がのめり込んで聞くもんだから
高橋はちょっと体をそらして言う
『誰でもそうだろ最初は』
へ~~~
誰でもそうかぁ
俺変じゃなかった♪
少し気が楽になったかも
『でもな壱』
少し安心した俺に浩平は真剣に言う
『ん?』
『いつまでもわからないままじゃいけねぇよ?』
んなこと言ってもなぁ~…
わからないもんゎ仕方ないしさ
『例えばな壱
焼きもちやいたり
独占欲がわいたら
好きだと思えばいいんだ』
焼きもちに独占欲かぁ~…
まだ
わかんねーなぁ…
『神崎君!』
ドキッ!!
俺を呼んだ声に過剰に反応しちまう
高橋と浩平に恋だと教えられてから最近は
なぜかすぐ頭の中で誰かわかってしまう
この声は………
『な…なに?』
高橋と浩平はしどろもどろの俺をみてニヤニヤ笑ってる
むなくそわるい………
毎回毎回
俺のこの反応にニヤニヤしてくんだょな…
しかも
恋かもって言われたあとのこの反応ゎ
マジでいらつく