女っポイ俺の恋っポイ!【長編】



『いるだろ!今戸惑った!』



『さぁーそろそろチャイムなるから席に座らねぇと』

わざとらしく
そぅ言いながら自分の席に行く浩平


『あ!浩平!』


ずりぃーー
逃げやがった
絶対いるだろぉな好きな奴
逃げるとか卑怯な奴


俺はそう思いながらチラッと立川を見る




まぁだ峰岸としゃべってるし……


あぁあ笑顔でしゃべってること


俺なんて一回しかあの笑顔向けられたことないし…?いいんだけど別にぃ?


しかも席二人共横だから授業中もたまにしゃべってるんだよな

ちょっと後ろを見れば視界に入る

つい体がチラッと見ちゃうんだよな…




今も授業中

わからないとこ聞いてるんだろぅ峰岸は

ずっと笑顔


立川も笑顔


なんなんだょあれ…
仲良そうにして


むかつく………

峰岸くっつきすぎなんだよ立川に離れろ!








え…………?


むかつく………?


俺、今…

『じゃあ神崎ーこれ解け』


『へ??』


いきなり名前を呼ばれる俺

あ…あてられたんか


俺は黒板の前に立つ



ん…?

…………ヤバい


わかんねー…


最近授業聞いてないからなぁ…

ぜぇんぜんわからない






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