女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
『…先生わからーん』
チョークを持ったままそう答える俺
『今さっき説明しただろ』
『聞いてないからわかんねーの』
『……もういいお前放課後残れ』
呆れたように俺の手からチョークを奪いとるとそう言った
『えーー!』
周りわそれに笑ってる
けど笑いごとじゃねぇし!
放課後残るとか
まじ勘弁……!
『残れ!』
ちえっーー…
最悪……………
俺はしぶしぶ席につく
席に戻るときに見えたってか視界に入った
立川と峰岸の二人
つい見ちゃった自分
の目がイヤんなった
楽しく話してる姿
異様に峰岸がくっつきすぎな光景
付き合ってるように見える
なんかイヤなんだよ…
チャイムもなって
授業もどんどん終わっていく
こういう日に限って
当てられる俺
んで席に戻るときに
必ず視界に入り見てしまう二人の光景
もぅ最悪………
運わりぃよな…
そして悪夢の放課後…はぁ
『壱ーお前残るんだよな?』
浩平がかばんを持ってくる
『おぉー…』
だるそうに答えた俺に浩平が一言
『良かったじゃん教室で待つんだろ?』
『そだけど?つか良くねぇし』
なにが良いんだよ
残らされる身にもなってみろっつうの
『いやさ今日の日直みてみ?』
そう言い黒板を指差す
今日の日直?
えとーー…