女っポイ俺の恋っポイ!【長編】




『あ………ぅん』



『?じゃあやろっ…か』

そう言って
前にあったイスを
クルリと後ろに向けて
チョンと俺の前に座った立川



ヤバい………集中できねー…

先生逆効果だっつぅの



『ここだよね?今日分からなかったの』


そういい教科書に指をさす


『ぉ……ぅ』


そして淡々と教える立川


ごめんなさい……


緊張しすぎて聞いてません……


その調子が続いて
30分


長い…………

30分てこんなに長かったか?

全然頭に入らねー

理解不能だし…


『…で~こうなるのわかった?』


『へ?あ~…うん』


わかってねぇけど
一応わかったフリ


『フフっわかってないでしょ?』


笑う立川をバッと見る

ぅおっ!なんで?
なんでわかった?


『大丈夫だよちゃんと分かるようになるし
にしても先生来ないね』


そう言って腕を上にあげ伸びをする

可愛い…、



っー…
なに思った今?
いや…思ってないなんも思ってないよな俺


でも…
ヤバいな

俺はサッと目線をそらす

見れない………

マジで顔見れない…



ってかこの距離は…近すぎ……だし





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