女っポイ俺の恋っポイ!【長編】



ついでに高橋も一緒

立川はわかんない聞いてないし……
てか聞けないし?

ほら、口が動かないんだよな、うん



俺自身自分のレベルより上の高校を選んだわけだから壱も気合い
が入ってるんだと思う


『ほら!手止めんな!』

でも
スパルタすぎるんじゃね…?
まだ夏休みじゃんかよ……



『なぁ浩平…なんで浩平は俺と一緒の高校にしたわけ?』


なかなか聞けなかったことを口にだすのはなんか変な感じがする…


『…なんとなく…?ただ林への反発』


一瞬止まった手はまた何事もなかったように動きだす

林…?
なんで反発なんかするんだ?

前々から林が浩平の高校のことについて話してるのは知ってる

浩平だって真剣に聞いてた。

でも反発…?


『ってか壱は気にしなくていいんだよ!ほら!やれ!やらねーと明日連れてかねぇぞ』


頭をバシッと叩くと嫌みっぽく笑いながら言った

それは困る!嫌だな


俺は止まってた手を動かして必死に問題と向き合う

ん…、
………なんか話そらされた…?



それから本当にみっちり昼まで勉強させられた

母さんが
昼ご飯を持ってきてくれてやっと解放される


母さんさんきゅー…
ってそんときゎ心底思った
天使ってかんじだった



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