女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
『小学生の時はあんま変わらなかったじゃないか』
『でも俺のが上だったもーん』
くそー…
俺前回のテストの合計二百五十だもんなぁ…
なにより
浩平に負けてるのが悔しいし
『分かった?壱との差』
『くそ…くそー』
『うぉっほん!!』
また頭上から声がする
『授業中!』
『はぁい…』
また怒られたし……
浩平は既に着席済み
逃げ足はやっ
授業中も成績のことばっか考えてた
成績のことこんなに考えたのは初めてかもしんない…
それに浩平にまた負けてるってのが悔しくてイライラしてた
なんでまたって?
まぁ成績のことじゃないんだけど
小学生の時に多分一番大きい喧嘩したわけ
高学年だったからもぅ殴り合いの喧嘩
今よりチビだったけど喧嘩は強いほうだった
でも浩平には適わなかった
そん時はまだ身長も変わらないぐらいだったから
余計に悔しかったんだよな
そんときから浩平ッて存在が
親友からライバルッ
てのにもなっていたと思う