女っポイ俺の恋っポイ!【長編】



『きれぃ…』


隣でそう呟く立川

その少し前で同じようにきれぃって言ってはしゃいでる三人


俺が今思ったのは
花火がきれぃって意味じゃなくて

いや花火ももちろんきれいだけど
視線はそこじゃない

立川が打ち上げ花火の明るさでほっぺが赤くなってる姿がきれぃで

いや可愛くて…。


『っ…!!』


ドキっと胸が高鳴る
ヤバい…。

さっきまでの悩みが今ので一気に消えた


だって
立川が俺みて笑ってくれてんだもん

ニコッて

俺の心臓も今までで一番早く動いてる


もたねぇんじゃねぇかなってぐらい


それに、目が離せねぇ

なんでかわかんねー…

立川の目みて動けない


引きつけられるように…吸い込まれるような感じで
頭がボーっとする
どうしたんだ…?俺




『え…!?か…かんざっ……んっ』









立川へと引き込まれた体をゆっくりと離した



ん…?

あ……………








あ……?






あぁ…!!






『んっ……か…か…んざ…き…くん…?』





俺…今………




もしかして立川に





キス………







した…?



立川は俺見て顔真っ赤にして耳まで真っ赤にしてる
目はうるうると泣きそうなくらい潤んでて


まじ?キス………


しちゃったょ







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