寂しい私に届いたプレゼント
初デート


『おはよ♪美鈴!』

『おはよ♪』

『今日プリクラ撮ろっか♪』

『うん♪』

しばらく2人でゲームを楽しんでいた…
私は初めてこんな幸せを知った。


『美鈴!はいっこれ…おそろい♪』

『ありがと♪』

それはとっても可愛いくまさんがハートを持っているキーホルダーだった。

『学校のカバンにつけるね♪』

『じゃあ俺も♪』

『そろそろプリクラ撮ろっか★』

『おぅ!』

私たちはプリクラ機にお金を入れた。
すると龍が…

『てっ手…繋っ繋ごうぜ?』

『えっ!?いっいいよ…』

とっても短く感じたプリクラを見てみると…
2人とも顔が真っ赤だった…

『美鈴顔赤すぎ!』

『龍こそー!!』

『ははっ☆お前…可愛いなぁ…』

『何て言ったの?』

ボソボソ言って聞こえなかった。

『何でもねぇよ!
腹減ったなぁ!どっか食いに行こっか♪』

『ちょと!話変えないでよ!』

『行くぞー!!』

『ちょと待って!』

私は時間をすっかり忘れていた…


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