寂しい私に届いたプレゼント
放課後…
私は教室で1人考えていた…
最後のチャンス…
でも…一歩踏み込む勇気がない…あの手紙は何だったの…
考えているともう日が沈みかけていた…
ガラッッ!!
先生が入ってきた…
(早く帰れ!今晩は大雨だぞ!)
すると雨が降ってきた…
『さようなら』
次第に雨はひどくなっていた…
さすがにもぅ居ないかな…と思いながら一応花壇に行ってみた…
やっぱりもう居なかった…
龍…心のなかで叫んだ…
すると…
人の足みたいなのが動いた…
慌てて近づいてみた…
龍が倒れていた…
『龍!!』
『美鈴…!』
『やっと来てくれた…
ありがと…美鈴…』
そう言うと龍は目を閉じた…
『龍!!』
体は冷えきっていて
すごい熱…
私は救急車を呼んだ…
ガラッッ…
『先生!!龍は大丈夫ですか?』
『はい…今は眠っています…』
『よかったー』
龍の両親が来た…
私は今日のことを話し、謝った。
『いいのよ。元気だして。』
私は龍のそばで泣いた…
『龍…ごめんね…私がもっと早く行ってたら…6ヶ月間龍を忘れたことなかった…ずっと大好きだった…でも私…素直じゃないから…ほんとごめんね…』
すると龍の目が開いた。
『俺も忘れたことなかった…ずっと…ずっと大好きだったよ…』
『でも…他の子と付き合ってるんでしょ?』
『!?なにが!?』
私はそっと渡されたボロボロの手紙を龍に渡した…
『これ…これは俺の元カノに渡した手紙だよ!何で美鈴が!!?』
『6ヶ月前これを渡された…じゃあこの手紙は私に書いた手紙じゃないんだね?』
『そうだよ!信じてくれ…』
『龍…信じる…』
涙が出てきた…
『龍ごめんね…』
『俺の方こそごめんな…』
『龍…!』
しばらく私は泣いた…
そのまま2人で手を繋ぎながら眠った…