寂しい私に届いたプレゼント
『お父さん!!どうしてここに?』
『お前こそ学校はどうしたんだ!!』
『龍が…お父さんがお願いしてるとこ見たんだって…それで…』
『人違いだ!!早く学校に戻れ!!しかもおまえら!!まだ付き合っていたのか!!』
道ばたで怒鳴られた…
すると龍が…
『お父さん!!ほんとは美鈴を幸せにしたいんじゃないんですか!?必死で頑張ってるんじゃないですか!?』
『生意気だな!!黙っとけ!!』
バシッ!!
お父さんは龍をしばいた…でも龍は私のために…
『俺はお父さんに何を言われようと殴られても美鈴と一生離れません!!
お父さんも…麻薬なんかやめて美鈴と幸せになってください!!美鈴のことを愛してるんでしょ!?』
『…』
すると…
お父さんの目から
透明で綺麗でキラキラしたものが出てきた…
初めて見た…
『お父さん…』
『美鈴!!今までごめんな…お父さんリストラされて…お母さんと美鈴を養わないといけないのに…と思うと自分が憎くてな…ちょうど昔の友達が麻薬やってて…進められてつい…それからなくなるとイライラして…いつも暴力振るってたんだ…ほんとごめんな…美鈴!!』
『お父さん…私お父さんのこと大嫌いだった…消えてしまえばいいと思ったことたくさんあった…お母さんより好きな人に会いに行ってると思ってた…でも…今まで頑張って仕事探してたんだね…お父さん…ごめんね…』
『謝るのはお父さんだよ…ごめんな…』