【続】インナーラブ~俺は荒海47歳~
「よし・・・じゃあ、さっそく子作りや!」
「部長~!早すぎですって!」
新年を迎えて最初のキスは、涙が出そうなキスだった。
真奈美は、ゆっくりと目を開けて言った。
「荒海部長に会えて、良かった。大好き」
「俺もやで・・・もう俺の嫁やから、コンパとか行くなよ」
「行ってないよ。もう運命の相手見つけたもん」
「ほんまか?うちの会社コンパ多いから俺心配やねんで。こう見えて、やきもち焼きやし・・・」
俺はキスをした。
真奈美は少し笑って、頷いた。
「知ってるよ。部長、私が他の人としゃべってたら、ちょっとすねた顔してるでしょ?」
「バレとったん?お前もいっつもすねとるやろ!!」
愛を確かめ合った俺と真奈美は、浴衣を脱いだままふとんの中でくっついて眠った。