【続】インナーラブ~俺は荒海47歳~
私は、憧れの上司と恋人同士になった。
総務課に転勤してきたイケメン上司の荒海庸司。
今から思えば、完璧に一目惚れだったんだと思う。
今でもはっきりと覚えてる。
最初の挨拶をしている時の部長の顔。
どんどん好きになって、部長と一緒に過ごしたくて
お弁当を作ってたっけ。
今は、私の手作りのお弁当を2人で食べる。
同じ部の相川さんに冷やかされながら。
「ええやろ~!愛妻弁当!」
堂々と会社内でも私とのことを公言してくれる部長に
安心感が芽生えていた。
本当に
結婚できるかも知れないって・・・
本気で、愛してるから
どうしても失いたくなかった。
絶対に結婚して、死ぬまでずっと一緒にいたいと思った。