流れ星【実話】





愛理達はあたしが
隼人を好きなことを知らない。
気付いているかも
しれないけど。


だから今は未結しか
知らなくて…。


いつの間にか自然と
隼人達のいる方に
向かっていた。
そしたら隼人と
もろ目が合ってしまった。


だけど他人のように
フッと目を逸らす。
だからあたしも
すぐに逸らす。
所詮こういう関係。


本当にメールだけ。
これは寂しいこと
なのかもしれない…。


どうして目の前で
会えるのに、話せるのに
ただの機械でやりとりを
しているんだろう。


話すことだって
簡単なことなのに
こうやって他人のように
ふるまうあたし達は
何なのだろう。


友達でもないのだろうか…。
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