流れ星【実話】





あたしの学校では
学年で2クラスずつ
別れてそこから
青団・赤団・黄団に
別れて団ごとで
競い合う運動会だった。


あたしのクラスは
2組と組んで青団。
3組と6組が組んで赤団。
4組と5組が組んで黄団
となっていた。


今日は体育館で
団長発表の日だった。
団長は目立つし毎年
何故かかっこいい人が
多かった。


「今年は誰やろーね♪」


沙也が喋りかけてきた。


「思う♪盛り上げて
くれる人がいいなー」


生徒会の人が
発表を始めた。




「今から団長発表を
始めます。
まず青団から。


今年の青団団長は…
3年1組の松下徹さんです!」


パチパチパチ…


うちのクラスの
ムードメーカーだった。

「そして赤団団長は
3年6組の坂下隼人さん!」


パチパチパチ…


えっ?隼人?
隼人が団長?!
うわ〜やばい。
超かっこいいじゃん…。


「そして黄団の団長は
中瀬周さんです!」


パチパチパチ…


知らない人だった。


「今年もみんなで
盛り上げて楽しい
運動会にしましょう!」

パチパチパチ…
< 45 / 57 >

この作品をシェア

pagetop