Wolf Eyes
キス、された。妹由に。












完全に不意打ちだった。











ちくしょうっ。


















「そうゆうのって、どこで覚えてくんの?」












悔しくて、最大限のイヤミを込めて











言ったつもりだったのに、













『え、思ったこと、そのまんま』














あまりにも妹由は、さっぱりしすぎだった。
















まぁ、そうゆう所も好きだったり。
















ボーっとしてたら、














妹由がもの凄い勢いで俺に抱きついてきた。











そして、













『辰馬くん好き!好き!大好き!』















と、吠えた。














もう理性なんてぶっ飛んじまった俺は、














妹由の頭を抱き寄せ、














苺のように赤く、ぽってりした唇に














噛みつくようなキスをした。





< 12 / 16 >

この作品をシェア

pagetop