Wolf Eyes
妹由は俺の首に腕を回して、










気持ちよさそうにしていたが、













慣れなくて苦しいのか、














いつの間にか首から離れた手は、俺の胸を叩いていた。













『んー、んぅー』
















もう顔から耳まで真っ赤にして苦しさを訴える妹由の、














猫のような目は、












心なしか潤んでいた。

















唇を離すと、

















妹由の身体は酸素を欲しがり、














肩を上下させて大きく息を吸い込む。











      えろっちぃ



とさえ思うくらいに、














妹由の、髪を掻き上げる仕草は












少女とは思えないほど













艶やかで、













俺を虜にするには、充分すぎた。
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