Wolf Eyes
『・・・ていうか、ななななんで、あたっあたしのこと!?』












辰馬はゆっくり口角を上げる。












バンッ









『きゃあっ』
















辰馬は、妹由を壁に追い詰める。












妹由の細い声が










冷たい廊下に、響く。










妹由の顔の両側に置く。











もう、逃がさねぇ。










「決まってんだろ」








ふっと笑い、











妹由の耳元で、囁く。










「好き、だから」









耳まで真っ赤にした








妹由が愛おしくて、








俺の理性が溶けていく。


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