バレットフィンク
彼等は貴重な2時間の合同練習を無駄にしないよう、一生懸命演奏に集中しながら練習に明け暮れる事となる。


バンドの練習が終わるとその後は必ずファミレスに集合し、ドリンクを飲みながらの反省会をするのが彼等の日課となっていた。


みんなでテーブルを囲むと同時に、ヴォーカルのミキオが遠慮がちの態度で


「俺の歌って何と言うか、やっぱし弱すぎるよな?なあ、そうだろ!?」


と、弱々しい声でみんなに向かって告白し出した…。



< 10 / 220 >

この作品をシェア

pagetop