バレットフィンク
タケシは練習を毎日欠かさずに励行していたので、腕の衰えは全然感じてはいなかった。



寧ろ、早くライブで自分のプレイを存分に見せつけて遣りたい程なのである。



練習を終えるとタケシは、寝不足に陥ってしまうのを回避する為、大人しく就寝時間を取った…。




「あれ?学じゃないか!?カーライルの方は順調なのか?」


「俺の心配をしてる場合じゃないだろ!お前にとって、この決断が今後の展開を大きく左右して行くのだからな」



「確かにお前の言う通りなんだけど、俺には分からないんだ。学みたいな才能や牽引力が俺には無いから、いつも迷ってばかりいるんだ…」



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